英検1級を受験して(2007年1月)

C3 伊藤真珠

 私は、藤沢市立鵠洋小学校4年の伊藤真珠10歳です。本校には、3年生の5月に母といっしょに入学しました。そして約1年半たった2006年12月に、英検1級に合格しました。 
 1次試験は、本校に入って1か月過ぎた2005年6月と10月に受験しましたが、2回とも不合格でした。そこで英語力を補うため、それまでのC3のリスニングクラスのほかに、C4のライティングクラスの授業も受けて、2006年1月に1次試験に合格することができました。 
 2次試験では、5つのテーマから1つを選んで、2分間スピーチすることになっています。この試験は、1次試験に合格していれば、3回受験できます。1回目と2回目の試験では、時間配分に慣れていなかったため、不合格でした。今回が最後のチャンスで、私が選んだテーマは、「なぜ、人々にSFやファンタジーがこんなにも人気があるのか」というものです。私は「宇宙ステーションの建設、ロケットの打ち上げなどで人々が宇宙に関心を持つようになったこと、また人々は毎日忙しい生活を送っているので、何でもできたりする夢の世界に安らぎを求めていること」が、SFやファンタジーがこんなにも人気がある理由だ、と話しました。私自身、SFや宇宙に興味があり、母に買ってもらった「The Chronicles of Narnia」という本(ファンタジー物語)を5冊読んでいたので、落ちついてスピーチすることができました。 
 本校に入る前、作文と会話はカナダとアメリカの先生、文法と漢字は母が教えてくれたので、英検準1級には合格していました。3年生になった時、「英検1級を取りたい」と母に言ったら、お知り合いの人から「茅ヶ崎方式」をすすめられたそうです。本校の授業を休んだのは風邪をひいた時、一度だけです。家では茅ヶ崎出版の月刊誌を読みCDを聞いています。またZONEやTime、いろいろな種類のペーパバッグも読むようにしています。東大出版から出ているUNIVERSEの問題もやりますが、これは茅ヶ崎方式の英語よりはるかに簡単です。 
 茅ヶ崎方式英語では、北朝鮮の「らち」、遺伝子組替え、原子力の平和利用など内容がむずかしいけれど、いつも新しい話題が取り上げられるので、英語力がつくだけでなく、社会科の勉強にも役に立ちます。将来は、外交官か国連職員になるのが私の夢です。 
 本校の先生から、「キチンと勉強さえすれば、英語は誰でも上達する。世界には英語ができる人は何億、何十億人もいる。日本語や日本についての知識がなければ、英語を役立てることはできない」と言われています。これからも英語だけでなく、国語、社会科などもしっかり勉強しようと思います。 



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