学校案内

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本校は1981年、NHKラジオジャパン元記者4名により「茅ケ崎方式英語として創設されました。
茅ヶ崎方式の基本理念は「聴き取り」と「対話」です。
「英語は世界中の人々との対話のツール。そのために、まず聴き取る力が必要である」
「大切なのは会話ではなく対話。対話のレベルで互いを知ること」
この理念のもと独自の教材による独自の学習法を展開してきました。
その後、多くのお問い合わせを受け、1995年「協力校制度」が発足しました。
現在「茅ヶ崎方式英語会」が都内に設立され、全国100以上の協力校が展開しています。
そして、この茅ヶ崎校は「茅ケ崎方式英語会本校」として変わらず歩み続け、
2010年創立30周年には創設者の松山薫(しげる)氏を迎え、記念講演が行われました。
2021年4月、創立40周年を迎え、現在に至っています。


創業者の想い(創立30周年記念講演より)

松山 薫(まつやま しげる)

1981年、昭和56年に茅ヶ崎方式は生まれました。
「地方の草の根の文化の一環として、一隅を照らす」
それが茅ヶ崎方式という名前に込めた我々の想いです。
我々の社会のこれからのキーワードは「国際化」と「情報化」です。
関係者の努力のおかげで茅ヶ崎方式は少しずつ広がってきました。
良い教材を安く、それをモットーとしています。
そして、良い教材を作る基本として、
徹底して学習者の立場に立つことにこだわっています。
茅ヶ崎方式は教材が命です。


湘南の一隅に蒔かれた一粒の種が

茅ヶ崎方式英語会本校 第1期会員
元・日刊工業新聞 論説委員長・経済評論家  松本 明男

 1981年4月、東海道茅ヶ崎駅に近い貸しビルの一室。 市民レベルの学習サークルである茅ヶ崎自由大学の特別コースとして英語学習が始まった。集まった仲間は11人。
 「一粒の種」のように、湘南の地の一隅で育まれたこの「小さな実験的学習」がいまや茅ヶ崎方式英語会として全日本規模へと輪を広げ、グローバル化時代における国際コミュニーション促進に役立っている姿をみると感慨無量のものがあります。開講に当って創始者の松山薫さんは「英語で外国人と会話をする場合、挨拶や道案内など日常会話にとどまらず、文化、社会、政治、経済や世界観について対話し、ディベートも出来るような内容のあるコミュニケーションを身につけて欲しい」といわれた。それには国際ニュースでひんぱんに使われる基本単語1000語を暗記した上で、native speakerが話す国際ニュースを繰り返し聞く。シャワーを浴びるように神経を集中し、まず、「聴く力」を培う。幼児が耳から言葉を覚え、話せるようになるのと同じ理屈である。次に基本単語を3000語に増やし、聴く力を磨くことで「対話する力」を伸ばしてゆく。この方法は普遍的で、合理的な学習と感じた。中学校から大学まで10年間も英語教育を受けながら満足な会話も出来ない人が多い。そのひとりであった私にとって、この教室は刺激的な出会いだった。草創期の教室は未知の体験への不安と熱気があふれていた。ガリ版ずりの教材はボロ ボ ロになり、テープはスリ切れるまで聞く。グループ学習で苦手なところを教えあう。親睦の飲みニケーションも盛んだった。当時、現役の新聞記者だった私は、翌82年のシナイ半島返還取材をはじめ、ベルサイユ(82年)、ウィリアムスバーグ(83年)、ロンドン(84年)のサミットや第2パナマ運河計画交渉など多くの海外取材に携わったが、茅ヶ崎方式で学んだ4000語のsolid baseが取材やコミュニケーションを図る上で、どれ程役立ったことか。茅ヶ崎方式は私にとって大事な知的財産だといえよう。

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